リップストップとは「裂け目」を「止める」という意味で、リップストップ生地は引き裂きや裂けに対する耐久性を高める補強技術で作られています。織る際に、より頑丈な（そしてしばしば太い）補強糸をクロスハッチ・パターン（格子状）で規則的に織り込みます。

リップストップとこの技術のおかげで、生地の小さな裂け目は通常取るに足らないものです。このような小さな穴は一般的で、日常的な使用に支障をもたらすことはありませんが、バッグに大きなダメージが生じたり、使用が困難になった場合は、私たちの修理サービス (Care & Repair)をご利用ください。

SUSAN BIJLは可能な限り、新しい原材料の使用を避けています。その代わりに、すべての生地をリサイクル糸から製造しています。

私たちのリサイクル・ナイロン糸は産業廃棄物から派生したもので、私たちの生地工場で紡績や製織を行なう際に回収された、染色やコーティングが施される前の生地の残骸から作られています。

ボタン、ナイロン・ジッパー、ケアラベルなど、その他のプラスチック部品もリサイクル素材から調達しています。ただし、防水ジッパーの代替品など特定の要素については、現在も積極的に適切なリサイクル方法、素材を模索しています。

FLASHコレクションを皮切りに、私たちはすべての製品の素材をナイロンで統一しました。これは、使用済み製品が新しい素材に生まれ変わるシステムへと移行するのに役立ちます。

しかし残念ながら、使用済みのSUSAM BIJLのバッグをリサイクルするのは、依然として複雑な工程を必要とします。

消費者によって使用され、廃棄されたナイロンをリサイクルするために必要な技術は、商業的に採用できるほどまだ進歩していません。ナイロンをリサイクルするには、他の多くの素材に比べて低い温度で溶かす必要があり、汚れやバクテリアの繁殖を防ぐには、徹底的な洗浄が不可欠です。さらに、このリサイクル工程では、産業廃棄物から再生されたナイロンに比べ、より強度の低いナイロンになってしまいます。

幸いなことに、ナイロンのリサイクル技術は急速に進歩しています。私たちは使用済みのSUSAN BIJLのバッグを引き取って、リサイクルし、ゴミになるのを防ぐことが可能な工場を探し続けていますが、まだ見つかっていません。

小さな会社である私たちは、処理された生地組成物のリサイクル工程の開発をリードする大企業の力に頼っています。この分野の新たな発展を、私たちは注意深く見守っています。何か情報や見識をお持ちの方は、お気軽にこちらまでご連絡ください。

コーティングは生地の内側に施され、生地の手触りを決定づけます。そして生地の強度と耐久性を高めると同時に、耐水性や防水性をもたらします。

2025年のFLASHコレクションから、70Dの生地にC0フッ素フリー(PFASなどのフッ素化合物を含まない)PUコーティングを採用しました。500Dの生地へのコーティングは300Dの生地に対するものと同じで、リサイクルTPEから作られています。70DのコーティングはBluesign認証を取得しています。

現在もいくつか在庫が残っている過去のコレクションでは、70Dと40Dのコーティングは標準的なC6 PUコーティングが採用されていました。